ラスパルマス
カナリア諸島の港湾都市ラスパルマスは、イスパニアの交易拠点としてよりも海賊の巣窟として悪名をはせた。 かつてラスパルマスは喜望峰廻り長距離貿易航路の補給港であった。が、海賊たちがカナリア諸島の島影で交易船を待ち伏せするようになると、商人たちはラスパルマスを避けて航路を西へ大きく迂回させるようになった。 一時的にカナリア海賊の勢力は衰えるが、その後復興、カナリア沖だけでなく北大西洋を往来する商船まで襲撃するようになった。
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